ダイエットや筋トレ、節約など始めてみたものの数日で終わってしまうことってありませんか?
私も筋トレをやろうと何度試みて何度失敗したことか(笑)
そんな何をやっても続かない、やり切ったことがないという人にぜひ読んでもらいたいのが、
「FINISH!必ず最後までやり切る人になる最強の方法」です。
この本は物事が続けられない原因ってどこにあるのか、継続するためのコツなどが筆者の経験や実験をもとにまとめられています。
今回は「FINISH!必ず最後までやり切る人になる最強の方法」を読んで私が強く納得したポイントを押さえながら簡単に紹介します。
FINISH!必ず最後までやり切る人になる最強の方法
著者:ジョン・カイエフ
訳者:花塚恵
2019年2月27日 第1刷発行
何を何度やっても続けられない。
そんな人が今度こそやり切る人(フィニッシャー)になるために読むべき1冊です。
内容にて
物事が続かないのは「完璧主義」が原因
今日から毎日筋トレを始めよう!
スタートは誰だってやる気なので何日間は続くかと思います。
ですが毎日やっていこうと決めたことが続かないのはいつか途絶えるときが必ずくるからです。
重要なのはその毎日やっていた流れが途絶えた翌日です。
このときに完璧主義の考えだと、今まで毎日やってきたのに1回やらなかったことで
「もう1日空いたから今までのことが水の泡だ」
「完璧でなくなったからもういいや」
と考えてしまいます。
ここに物事が続かない原因があるのです。
目標を達成する上で必ずどこかで完璧でなくなるときが何回もやってくるにも関わらず、完璧でなくなったから投げ出してしまうという人がいます。
またそれを何度も繰り返すことで自分は物事が続かない人だという認識ができてしまうのも良くない傾向です。
私も夏までに体を鍛えようと毎年のように4月から筋トレを始めるものの1ヶ月も続いたことがなくまさにこの状態でした。
ではどうしたらいいのでしょうか。
物事を続けていくために必要な考え方
完璧主義の考えを捨てる
先程の完璧でなくなったから投げ出すのではなく、
完璧でなくなってもまたリスタートして不完全ながらも前に進み続ける
と考えることが大切です。
物事を続ける上でこの完璧主義の存在が面倒なのです。
筆者は「完璧主義」の反対を「やり切ること」と意味しています。
この完璧主義の概念を自分の中で捨てることが物事を続けていく上で重要なことになると伝えています。
目標は本来の半分を設定する
高すぎる目標の設定は、仮にその目標に届かなかったときにその物事自体をあきらめてしまうケースがあります。
そのため目標値を半分にすることで、より目標に達成しやすくします。
半分にした目標であっても達成したことに対する喜びが生まれ、そして次も頑張ろうという気持ちから本来の目標以上の結果が得られることもあるそうです。
仮に半分に設定した目標に届かない場合でも期間を延ばしたり、さらに目標を下げたりするなどして、とにかく続けてやり遂げることが大切です。
続けてきた過程を振り返る
目標に達したいがためにゴール地点を注目しがちです。
それは100%で目標が達成として自分が30%にしか到達していないとき、まだ残り70%も頑張らないといけないと捉えてしまいます。
これを逆に考えてみましょう。
今まで続けてきた過程を振り返ると
「もうスタート地点に立っている自分はおらず、目標に向かって30%前進している。」
と考えることでポジティブになれます。
前だけを見るのではなく後ろを振り返ることも大切です。
この時残りの70%分を次の目標にして続けていけば何の問題もありません。
感想
物事を続けられない原因が「完璧主義」であるということを知り、自分に当てはまることばかりでした。
今まで何一つやり遂げたことがないのに、理想だけは高く持っている完璧主義な自分の事を紹介されているような感覚になりました。
それは自分の嫌なところを見ているようで認めたくない気持ちも出てきましたが、自分では気づくことのできないことをこの本から教えてもらい素直に受け止めることで、改善すべき部分や新たな考え方を得ることができました。
ここでは簡単に紹介していますが本書はより内容が濃いものになっており、かなり考え方に影響を与えてくれます。
何か一つでも続けていきたいと考えている人にはおすすめの本です!
私自身このブログの運営もそうですが記事を投稿しない日が続くと今までの自分だと「もういいかなぁ」と思っていたはずです。
ですが今では「ブログの立ち上げをしただけでも進歩!少しずつ記事を書いて積み上げていこう!」という考え方に変化し、完璧を求めないことが物事を続ける秘策だと気づきました。
スタートばかりは一流だった自分が今度は何か1つでもやり遂げることのできる人間(Finisher)になれるよう頑張ろうと思いました。
続けることが苦手でもこの本はぜひ完読してみてください!
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