犬の嗅覚はがんを発見することができる!
犬の嗅覚は人間の10万倍以上といわれ、匂いを嗅ぐことでがんを早期発見できるといわれています。
2019年5月31日放送の「坂上どうぶつ王国」で、がん探知犬について取り上げられました。
テレビではアメリカでがん探知犬として話題となっているシベリアンハスキーの「シエラ」が紹介されており、シエラは飼い主のがんを何度も見つけ命を救ったそうです。
そんながん探知犬は日本でも注目を集めています。
そこで、
- 今回はがん探知犬とは何か?
- 日本にはどのくらいのがん探知犬がいるのか?
- がん探知犬のがん発見率
についてリサーチしたことをまとめます。
がん探知犬とは?
人の尿の匂いや吐く息の匂いを嗅ぐだけでがんの有無を発見できる犬をがん探知犬といいます。
犬の嗅覚は人の100万から1億倍もの嗅覚を持つため、がんがある人とない人の尿の匂いの違いがわかるそうです。
がん探知犬は千葉県館山市にある
「がん探知犬育成センター(株式会社セントシュガージャパン)」
で日々訓練を重ねています。
日本にいるがん探知犬の数は?
日本には今、がん探知犬が6頭います。
日本で初めてのがん探知犬はラブラドールレトリバーのマーリンです。
マーリンは、優れた嗅覚を持つ水難救助犬でした。
マーリンががん探知犬になったのは水難救助犬の育成に初めて成功した佐藤悠二さんとの出会いがきっかけでした。
マーリンの持つ優れた嗅覚に気づいた佐藤悠二さんは「がん探知犬」の訓練を始め、マーリンを初めてのがん探知犬として育て上げました。
他のがん探知犬はいずれもマーリンの血筋をひいており、嗅覚は抜群です。
がん探知犬のがん発見率とは?
がん探知犬のがん発見率は99.7%とほぼ100%の確率でがんを発見することができます。
早期の乳がんについては88%で見つけることができるそうです。
犬の嗅覚はさすがですね!
このがん探知犬はどんな犬でもなれるわけではなく、嗅覚が発達したラブラドールレトリバーの中でも、特に優れた嗅覚持ち、集中力にあるほんのわずかな犬しかなることができません。
世界でもがん探知犬による研究は進んでいますが日本の探知犬は特に優秀で、がん化する可能性のある「前がん状態」まで発見できるといわれています。
病院の検査では見つけられなかったがんも、探知犬ならば発見できるということもあるそうです。
いずれ、病院に探知犬がお医者さんとなって診療してくれる日が来るかもしれません。
まとめ
以上、がん探知犬とはなにか?また日本にいる探知犬の数、がん発見率について調査しました。
日本の医療に取り入れることで、多くのがんの早期発見につながるといいですね。
これからのがん探知犬の活躍に期待しましょう!
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