ネット上でシニアカーを利用する高齢者が車道を走行する動画が危険と問題になっています。
シニアカーといえば、足の不自由な方の移動手段として使われていますが、シニアカーをあたかも車であるかのように車道を運転して走っているのです。
そこで、シニアカーが車道を走る動画とシニアカーの道路上の扱いは何になるのか、また免許はいらないのかなど、シニアカーについてまとめました。
シニアカーが車道を走る動画が危ない!
シニアカーに乗る高齢者が車道を走る動画がとても危険なんです!
交通量の多い道路をシニアカーが走行したり、ひやひやする運転をしたり…。
いくつか危なっかしいシニアカーの走行動画があるので見ていきたいと思います。
シニアカーが道路の脇を走行
#シニアカー#危ない pic.twitter.com/tbLb57PuEM
— 木村章秀 (@jerydesu) June 27, 2019
シニアカーが道路の左側を走っています。
後ろから来る車との距離が近くて危ない!
自転車も道路ではこんな感じですが、また違った恐ろしさがあります。
もっと安全に行ける道はなかったのでしょうか?
シニアカーが道路の中央を逆走!?
シニアカー逆走して焦った。#高齢者ドライバー#逆走 pic.twitter.com/Ze79JBg3yJ
— 鉄人 (@tetujin0209) May 24, 2019
反対車線を逆走して信号待ちするわ、交差点を自分勝手に右折するわ、車道の中央を走って自動車の邪魔になるわで、もうむちゃくちゃです。
自分の道路じゃないんだから勝手なことされたら困るし、いつ事故にあってもおかしくないぐらい危険なポイントがいくつもありました。
とにかく危なすぎる…。
この動画を見て気になったのが、
シニアカーって車なの?
という疑問が。
そこで、シニアカーってどういう扱いになるのか調べました。
シニアカーの道路上の扱いは何?
シニアカーがここまで堂々と道路を走られたら、
シニアカーって車と一緒なの?
と思いますよね。
確かにハンドルがついてるし、電動で動くし、四輪の車だし、バイクとあんま変わらないようにも思いますが、全然違います。
シニアカーは道路交通法では「身体障害者用の車いす」となっています。
なので、道路上の扱いは自動車ではなく歩行者となります。
シニアカーが出せる最高速度が6km/hまでと決まっており、この速度は人が早歩きするぐらいの速度だそうです。
あくまで歩行者扱いなので歩行者が出せる速度、そしてシニアカーに乗車する方の安全を考えた速度なのだと思います。
また歩行者扱いということは道路上のルールも歩行者と同様です。
- 歩道があるときは歩道を走行する。
- 歩道がなく路側帯がある場合は右側通の上を右側通行。
- 路側帯がない時は、車に注意しながらできるだけ右側通行。
ということになります。
なので、車道の真ん中を走行するのは絶対にダメです。
道路上のどこを走行すべきか、交通ルール等、詳しくはこちらの記事にまとめていますので、動画内のシニアカーが正しいのか間違っているのか確認しましょう。
シニアカーに免許は必要?
シニアカーに免許ってあるのか?
これについてはシニアカーは歩行者扱いとなるので、特別免許は必要ないようです。
シニアカーを進めたりバックするときはレバーを上げ下げするだけで切り替えれますし、速度もダイヤルを回すだけで調節できます。
電源もスイッチの切り替えだけで入れたり切ったりできます。
操作方法がとても簡単なので、誰でも運転することができると思います。
しかし、特別な知識を必要としないがゆえに道路での走り方も曖昧になり、今回のような道路上で危険な運転をするシニアカーが出てくるのではないでしょうか?
まとめ
以上、シニアカーが車道を走る動画とシニアカーの道路上の扱い、免許の必要性など、シニアカーについてまとめました。
事故を起こさないためにもシニアカーの乗り方、使い方を改めてほしいと思います。
交通ルールをきちんと守り、安全第一でいきましょう!
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