山口県周南市で今年度住民が野犬に噛まれてけがをする事案が昨年5月~今年2月で4件起きています。
周南地区は保健所による犬の捕獲数が全県の6割を越す「野生天国」で野犬の数が増え続けています。
それにより、周南地区の住民に大きな被害や影響を与えています。
そこで、山口県周南市の野犬問題について、住民に対する被害がどのようなものがあるのか、また野犬が増え続ける理由についてまとめました。
山口県周南市の野犬問題
周南市の野犬問題、日刊新周南
の紙面でのご紹介!
ついに周南市長選の焦点に… pic.twitter.com/t0z4taffMG— シェークな親父 (@shake_na_oyaji) March 1, 2019
周南市で今年度、住民が野犬にかまれてけがをする事案が4件起きている。周南地区は保健所による犬の捕獲数が全県の6割を超す「野犬王国」。行政の対応は成果を上げられず、増加に歯止めがかからない。
駐車場を取り囲む草むらから「カサカサ」と草の擦れる乾いた音がする。目を向けると野犬が群れをなしてうろついている。
周南緑地公園。市民のスポーツと憩いの場も近ごろは野犬の巣窟(そうくつ)の悪名で知れ渡るようになった。
昨年5月~今年1月、久米政所の路上で住民が野犬に脚をかまれる被害が3件発生し、70代女性ら男女3人がけがをした。平原町の住宅街でも2月21日、60代女性が襲われて足を負傷した。現場はともに緑地公園から半径1.5キロ圏内で、緑地に生息する野犬が行動範囲を広げた可能性がある。
市に寄せられた野犬に関する苦情は昨年4~11月で223件に上る。地区別では桜木30件、秋月29件、岐山、久米が24件ずつと緑地公園周囲の地区が目立つ。
犬の捕獲頭数は昨年度は1032頭で全県(1680頭)の5分の3を占める。年度別でも増加の一途で特に2016年度は前年比175頭増、昨年度は174頭増と200頭に迫るペースで増えている。
引用:新周南新聞社
周南市の野犬の捕獲数が全県の3/5を占めていることには驚きました。
とんでもない数の野犬が周南市にピンポイントでいることになります。
また年々捕獲数が増加しているということはそれだけ野犬が増え続けいるので、どこかで歯止めをかけないと、被害件数も増える一方になってしまいます。
野犬による住民への被害や影響
周南市の野犬は住民へどのようなの被害や影響をあたえているのでしょうか?
過去にあった野犬による被害や影響をまとめました。
野犬によって住民へ加えられた被害や影響
- 70代の女性が3頭の野犬に追われて右足首を咬まれる
- 60代の女性が野犬に左足ふくらはぎを咬まれる
- 散歩する人に襲い掛かる
- 追いかけられて転んでケガをした
- 自転車に襲い掛かり転倒しそうになる
- 買い物袋を狙われる
- 野犬の群れに囲まれ、吠えられて怖い思いをした
- 鳴き声がうるさい
- 家の畑を掘り、芋や大根などの作物を荒らされる
性別や年齢に関係なく住民を襲っているようです。
農道は生活道として通学や買い物、散歩などでよく使う道で多くの人が通りますが、そこに野犬が現れて襲ってくるので、びくびくしながら通行しているといいます。
またSNS上でも
という内容が。
学校いるから安全というわけでもないようで、場所関係なくどこでも現れるというのも怖いですよね。
また周南市内の小学校の中には、登下校時に都合のつく方は児童の見守りなどのパトロールをお願いしているところもあるようです。
ここで紹介した以外にも様々な被害があると思います。
これ以上被害が大きくならないように対策が必要ですが、現在、周南市の野犬問題に対してどのような対策が行われているのでしょうか?
野犬対策はどうなっているの?
車止めたら餌もらえると思うんやね、寄ってくるよw
餌やりさん、がんばりすぎやろ pic.twitter.com/FoEp42cqA0— よーいち@ (@Yo_1_CAAD) 2019年5月18日
これだけ問題になっている周南市の野犬問題ですが、野犬に対しての対策はどうなっているのでしょうか?
住民からしても、早く何とかしてもらいたいですよね。
県の現在の野犬対策は次の通りです。
- 狂犬病予防法・山口県飼犬等取締条例による野犬の捕獲
- 捕獲、引き取った犬や猫の管理や譲渡の促進
- 適正飼養の普及・啓発 (引用:周南市公式HP)
周南市の野犬対策は次の通りです。
- 野犬の棲みにくい環境づくり、県への協力 (引用;周南市公式HP)
この周南市の野犬問題で一番重大なのは「野犬が増え続けていること」
それの原因は、良かれと思い野犬にエサを与える人がいることで、野犬が集まりどんどん繁殖してしまうのだとか。
なので、むやみなエサやりを条例でも禁止しているようです。
また、野犬が隠れやすい場所の草刈をするなどで、野犬が棲みにくい環境を作っているようですが、なかなかうまくいかず、野犬対策が進まない現状があるようです。
以下の記事に野犬が増え続ける理由についてまとめています。
ネット上での野犬問題に対する声
周南市の野犬問題に対し、地元市民の声や実際の画像がありました。
さっきウォーキングしてたら野犬4〜5匹が吠えながら一斉に襲いかかってきてマジでビビった。
なんとか追い払ったけど子どもの通学路に普通に野犬の群れがいる異常な事態だと思う。
写真は今日とは違うけど地元の日常風景。
山口県周南市の野犬問題は深刻。 pic.twitter.com/IY2h9HpTx4— ひさな (@Hisanasan) August 24, 2018

簡単な事ではないのは承知してるんだけど、早急に行政が入って何とかして欲しいと感じるのは山口県周南市の野犬問題。ハスキーレベルの犬が野犬でウロウロしてるのって、野良猫の比じゃないよね。犬好きだけど怖い。野犬だから当然ワクチンとか接種してないよね。市はどう思ってるんだろ#周南市 #野犬
— Noir白かみ~(猫垢) (@Noir_kami) February 28, 2019
実際に野犬がうろついている写真を見ると、想像以上の数の野犬がそこら中にいるようです。
このままだと今後色んな所で被害が出ることが予想されます。
もっと野犬に効果的な対策を取らないといけないと思いますが、どのような対策をとるべきなのでしょうか?
事態が重くなる前に解決策を見出したいところです。
以上、山口県周南市の野犬問題についてでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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