元エリート銀行員殺人事件の最終判決が6月12日(水)に下されました。
弥谷鷹仁被告は懲役15年、母の恵美被告は7年の実刑判決となりました。
判決についてまとめていきます。
弥谷鷹仁被告と恵美被告の判決結果
元エリート銀行員殺人事件の最終判決が6月12日に行われました。
判決結果は
弥谷鷹仁被告が懲役15年
母・弥谷恵美被告が懲役7年
の実刑判決となりました。
求刑の段階では鷹仁被告には17年恵美被告には6年が言い渡されていましたが、鷹仁被告は2年少なく、恵美被告は1年多くなるという結果になりました。
判決の内容
岡部裁判長は、殺害の動機について、麻衣子さんが強迫性障害を患い、時にきつい言葉を浴びせることに、鷹仁被告が不満を募らせたと認定。鷹仁被告は公判で「娘を守るためには殺害するしかないと思った」などと話していたが「ほかの手段を十分に尽くさないまま短絡的に殺害に及んだ」と非難した。
2人が麻衣子さんが行方不明になったことを装う計画を綿密に練り、発覚しないようにLINEや秘密の場所に置いた手紙でやりとりしていたことを挙げ「用意周到かつ巧妙な犯行計画で、完全犯罪をもくろんでいた」とも指摘した。
恵美被告に対しては「親として冷静な観点から息子の誤った考えを正すべき立場にあったにもかかわらず、殺害を積極的に手助けした」と認定。犯行後に鷹仁被告がLINEで「1人じゃ思い切れなかったよ」と送ったメッセージに「そう言ってもらえるとオカンも救われる」と返信していることなどから「幇助の故意が認められる」と強調した。「幇助犯の中では最大限非難されるべきで、正犯の半分程度の刑事責任が相当」と求刑を上回る量刑の理由を述べた。
引用:livedoorNEWS
弥谷鷹仁被告については用意周到で綿密に計画を練り上げていて強固な殺意があったとされています。
母・恵美被告についてはほう助にあたる部分が数多く見られたことから、鷹仁被告の半分程度の刑が相当と示し、求刑6年を上回る懲役7年が言い渡されました。
これまでほう助にあたる行為は正犯の1/3ぐらいの刑が前提としてありましたが、明らかな計画的犯行のほう助であったためか、今回については事態を重く見られ半分程度の刑になったようです。
鷹仁被告と恵美被告に裁判官から
恵美被告に対して、
「受刑生活を通して母として自分を頼る人を正しく支えられる人になって下さい」
と述べています。
鷹仁被告に対しては、
「将来、娘に「自分も弱い人に寄り添えるようになったよ」と言える人になってほしい。」
と話しています。
まとめ
以上、弥谷鷹仁被告と恵美被告の判決結果についてでした。
長期にわたる事件となりましたが、受刑生活の中で気持ちを改め、今まで大切に守ってきた娘さんと対面することができればと思います。
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